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執筆者の写真超法寺の住職

そこに真実はないよ

皆さま、こんにちは。

今日はまた温かな陽射しをいただいています。

日替わりで寒暖の差があるので体調を崩さないように気をつけてください。


さて、昨日の大ニュースは幸福の科学の創設者、大川隆法氏がお亡くなりになられました。

一代で日本有数の宗教団体に育てた方です。


私にはあの教義をどうしてあれだけ多くの方々が受け入れているのかが全く理解できません。

先ず仏教のみ教えとは似ても似つかない真理があります。

有志以来、社会を揺るがす問題はこれによって繰り返されているのに人は惹かれていくのが不思議ですね。


旧統一教会も同じことです。

そもそも仏教の教えに煩悩具足の凡夫が悟れることなどあり得ないのです。

だから、神仏の生まれ変わりが煩悩具足の凡夫(人間)である理屈などお釈迦さまは説いておられません。

神の国の住民が人間界に戻るのは堕天使と言われます。

神という存在が欲の人間となって降臨するなどあり得ないのに、やはり人間って神秘なものに憧れを持ってしまうのでしょうか。


悟りの存在は全ての欲から解放されます。

解放されるということは【執着】からも解き放されます。

極論になりますが、修行を終えてきた修行僧が【欲】から脱却できるのかといえば逆です。

束縛、拘束、抑制されていただけでむしろ全ての【欲望】が増幅されていますよね。


例えば、肩書きの高い僧なのに煌びやかな着物を纏い、高級車を乗り回し、夜な夜な夜の僧となる(昨今はコロナ禍のためあまり見かけなくなりましたが)ようなドラマやアニメのような話を聞くことがありますよね。


神さまを人間が降臨させるだなんてできるわけないじゃないですか。

神さまや仏さまの生まれ変わりとか信じてしまう人が多いのは、やはり私たちが煩悩具足の凡夫だからなんです。


だから仏さまは、【目覚めよ】とお諭しくださるのです。


仏法を聴聞しましょう。

そして深い縁あればこそ、親子となれた、きょうだいとなれた、家族、身内になれたことに感謝して喜んで生きていきましょう。

それには何よりも親が子どもにそれを言動で実践していきましょう。

子どもは親の言動をよく見ていますよ。


全ての凡夫に先手の救いをもってはたらいていてくださる【阿弥陀】の願いにおまかせして南無阿弥陀仏をお称えして生きていきましょう。


時事ネタを取り上げて書きましたが、決して団体、個人を誹るものではありません。

お気に触ることでしたらご容赦くださいませ。


大きな礎を見せてくだされた方々に感謝しています。そして、どのような方にも無常は例外なくあることを教えていただきました。

明日は我が身であります。


南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

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