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知らなんだ節

①一つには 必定地獄(ひつじょうじごく)と

聞きながら 自惚れ心に 騙されて 落ちる

この身と言う事を 本に今までしらなんだ

しらなんだ


②二つには 不定(ふじょう)の命を持ちながら

ヨモヤヨモヤで日を送り 今宵も知れぬ我が身とは

本に今までしらなんだ しらなんだ


③三つには 皆さん後生が大事やと 他人には言うて勧むれど 我が身の大事と言うことを 本に今までしらなんだ しらなんだ


④四つには ヨクヨクお慈悲を聞いてみりゃ 助ける弥陀が手を下げて 任せてくれよの仰せとは 本に今までしらなんだ しらなんだ


⑤五つには いつもお礼が忙しく 浮世話に気が長い かかる横着者であったとは 本に今までしらなんだ しらなんだ


⑥六つには 無始よりこの方この世まで 哀れみ賜う弥陀様が 真実大悲の親様とは 本に今までしらなんだ しらなんだ


⑦七つには 永い浮き世も今しばし 良いも悪いも

そのままに やがて浄土の業果とは 本に今までしらなんだ しらなんだ


⑧八つには 役にも立たぬ雑行や 雑種自力も捨てもせず 親様泣かせていたことを 本に今までしらなんだ しらなんだ


⑨九つには この世に居なが正定聚(しょうじょうじゅ) 光明摂取の網の中 逃げても 逃がさぬお慈悲とは 本に今までしらなんだ しらなんだ


⑩十には 称えるみ名をそのままに つれて帰るぞ

待って居る間違わさんの仰せとは 今までしらなんだ しらなんだ


◉お恥ずかしゅうございました。

それでも、どこまでも見捨てない「親」が居てくださいます。さて、いつまで甘えているのやら。

ナンマンダブツ、ナンマンダブツ、ナンマンダブツ

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