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しあわせになりたいなら

執筆者の写真: 超法寺の住職超法寺の住職

更新日:2023年11月11日

皆さま、しあわせですか?

しあわせになりたいと思っていますか?

では、しあわせになるために何をされていますか?この世は因果応報ですから、必ず相対関係が生じます。自分の思い通りにはならないと心得ねばなりません。


人はいつでも、常に若々しく、病気にもならず、家族そろって皆健康で、庭付きの一軒家に住んで、高級車に乗って、借金もなくて、旅行にも行けて、誰もが羨む仕事をしたい。

その上で、イケメンの旦那さん、美人で優しい奥さん、可愛い子どもにも恵まれて、孫もいる。姑さんとの関係も良好である。


一昔前までは、ピンピンコロリが皆さまの夢だったようですが、今でも変わらないですか。

これはウチの主治医に聞いたのですが、今流行りのサプリメントを常に飲んでいる人が長生きすると最後は必ず寝たきりになるのだそう。

大丈夫ですか?明日は我が身かもしれない。


このような誰もが望む人生を送るために、老後は最低でも2,000万円は蓄えておかねばならないそうですよ。いや、足らないと言われる方もあります。じゃあ投資をしていますか?

まさか最悪のタンス預金などやられていませんよね?大変なことになりますよ。

税務署はちゃんと把握していますから相続税対策にはならないし、オレオレ詐欺に遭う人は常に手元にお金がある人がターゲットらしい。

確かに株投資や純金積立をしていたら現金化するには数日かかりますからお金を振り込むお金が用意できませんからね、お金には常に働いていてもらうのが一番なのです。


NISAはやらなきゃ損しますよ。

投信はプロの投資家が運用していますからかなり安心ですから手数料の低いものをチョイスして5年、10年はそのままにしておけば大概プラスにになるものです。あまり心配して損益をチェックしない勇気が必要ですよ。

また株式投資も同じで、間違っても銀行や証券会社の担当が勧める銘柄に飛びついたらヤバいですよ。何故なら彼らにはノルマがあるため、損するものでも買わせなくてはならないから責任は負ってはくれません。


じゃあ、どうすればいいか?

簡単ですよ。日本で誰でも知っている一流会社の株を買うのです。

わたしは常に身近な会社の株を少しずつ買っていますよ。例えば車、トヨタに乗ったらトヨタの株を買います。ライオンズを応援していたら西武ホールディングスの株を買います。喫煙者ならJT、お酒が好きならアサヒ、化粧品メーカーもありですね、女性なら。つまりは株式投資は「応援」なのですよ。

知らない、聞いたこともない会社は買わないことです。

ゲーム好きなら任天堂、ソニーなど。

スマホがdocomoならNTT。楽天モバイルなら楽天、ソフトバンクならソフトバンク、auならKDDIといった具合です。


わたしの場合、情報源は『四季報』やYouTubeチャンネルですね。

投資はあくまでも自己責任です。

それから全勝を願ってもだめです。

安く買って高く売る.このタイミングがなかなか難しい。人間は「欲」の生き物ですからね。

それから素人は間違ってもFXと先物は絶対やらないでください。身を滅ぼします。

ご注意くださいませ。


さて、しかしながら私たちの生きる人間世界は諸行無常であります。

だから、無いことを願っても有ることばかりです。健康のためにタバコを辞めた途端、病気に襲われることがあります。(私がまさにそうでした。でも辞めていたおかげで喫煙したいと苦しむことはなくなりました。辞めて良かったです)


オフコースの歌詞に、「どんな奴でもまけたことがある」とあります。『一億の夜を越えて』

懐かしいです♪実は一番好きな曲です。

あー我が青春よ。


皆さまはコロナ禍の頃(実際まだコロナ禍だが)、コロナが憎いなどと言われていましたよね。でもコロナが悪いわけじゃないんですよ。コロナを侮り自分勝手な行動をしていたから感染したんだし、ワクチンを打っているから大丈夫だと油断して、マスクもしないでいた挙句に感染する人もたくさんおられましたね。


「自分の思うようになる」ことが幸せだと思っていたなら、それは一時的にはそうなっても必ず崩れ去ります。歴史が物語っています。

仏教は、決して避けることができない老病死の苦悩を根本的に解決、克服していくことこそ[安定した]しあわせが初めて実現する、これこそが仏教なのです。


難しい言葉で言えば、

【生死いずべき道】であります。


私たちは目先のことに常にとらわれて、なかなかこの【生死いずべき道】、すなわち【真に苦悩を解決する道】を求めようとはしません。

だからこそ、阿弥陀さまは私に【生死いずべき道】を丸ごと用意して、【真実に目覚めささずにはおれない】と私を求め、智慧の光明で常に照らしていてくださるのです。


『正信偈』には、

【大悲無倦常照我】(だいひむけんじょうしょうが)と言われています。


全てが常に移り変わるのが娑婆世界です。

【仏の慈悲のみが、ただ一つの真実であります】


この世に親がある、きょうだいがある、名誉がある、財産があると言っても、本当は私、結局、自分一人が泣き、自分一人が苦しむのであります.この一人の自分が見えた時、どうして泣かずにおられましょうか。

どうして求めずにおられましょうか。

仏は私が求めるよりも、千歩万歩億歩•••と先手を打って、久遠の真実を傾けて、喚んで喚び続けてくだされたのです。

だからこそ、わたしは人間が一番嫌いな仏法を聞く者にならせていただき、ずっとはねつけて生きてきた、自分は間違いないと真実に背を向けていたのに、ナンマンダブツと愚痴ばかり、他人の悪口ばかりでているこの口に阿弥陀さまが宿っていてくださるのです。

何とも勿体無いことです。


我が両親は、頑固で素直ではないこの私に真実の仏を届けてくださいました。

自らの人生をかけて、この私を念仏を申す者に育てあげてくださいました。

きっと二人は仏さまであられたのですね。

還相(げんそう)の仏となって、私の親と姿を変えて私の人生に常に寄り添って喚び通しに喚び続けてくださったのですね。

私はそう思っています。

そうでないと辻褄が合わないから。


「釈迦弥陀は 慈悲の父母 種々に善巧方便し 我らが無上の信心を 発起せしめたまへけり」[高僧和讃 善導讃]


ナンマンダブツ

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