ほら、母さんの請求書よ。
遼くんは、日頃からのお手伝い代として、お母さんに「請求書」を手渡しました。
肩たたき¥100、お風呂掃除¥100、妹のお守り¥100、お買い物¥100、ゴミ出し¥100=¥500
〈遼くんは、どうしても欲しいものがありました〉
二、三日後、今度はお母さんが遼くんに、「請求書」。ほら、お母さんの請求書よ。
遼くんはそれを見てビックリ!
ごはん¥0、洗濯物¥0、アイロン¥0、洗い物¥0、掃除¥0=¥0
全部タダ!
『仏説無量寿経』に、【不請之法】とあります。
これは請求(しょうぐ)のない阿弥陀さまのお心を言います。
私の側からの要求も、請求もないのに阿弥陀さまの先手のおさたらきを聴聞するとき、宗祖親鸞聖人は【ユルサレテキク、シンジテキク】と、いただかれました。
《南無の二字は、そのまま来いよ》
《阿弥陀の三文字は、必ず救う》
《仏の一字は、親じゃもの》
⤵️
これが南無阿弥陀仏なのです。
これが受け取れたら黙ってなんかいられません。
だって我が親がそう喚び続けてくれているんだもの。
今日も尊いお喚び声が南無阿弥陀仏と聞こえてきますよ。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏
Commenti