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執筆者の写真超法寺の住職

いつでも包まれているよ

皆さま、こんばんは。

今日は寒くなりました。身体の調子が良くないです。

そうなりますと一気に不安な思いが起きてくるのですが私は

大丈夫です。

私たちはいつも通りの時には気にもならないのですが、いざ

いつもと違うことが起きると不安、悩みの心が起きてきます。

皆さまはそんな時、どのように克服されておられますか?

お念仏を称えてみますか?それでその不安な思いが落ち着くのでしたら素晴らしいと思う。なかなかそうはなれないのが人間ではないでしょうか。


『お浄土があってよかったね』(宮崎幸枝著)

を読ませていただきましたら、このようなお話がありましたので、ご紹介します。


あるおばあちゃんが、宮崎先生のところへ診察に来られました。

おばあちゃんは、「怖くて怖くてしかたがないんだよ」と何度も言われます。


「何がそんなに怖いの?」と、先生が聞くと、

「死ぬのが怖いんだよ」と、そういわれます。


先生はおばあちゃんの膝に手を乗せました。

「何をおっしゃっての。阿弥陀さまは、いつでもあなたを救いたい。救いたいと思っているから何も心配することなんかないのよ。私たちは気づかないだけで、阿弥陀さまの温かい胸に抱かれて暮らしているのだから。」


すると、おばあちゃんは、顔を両手で覆って泣き出しました。

「そうなのか・・・そうなのか・・・阿弥陀さまが助けてくださるのか・・・よかった」


私たちは自分の命が終わることを考えたら、怖いし不安です。

でも、どんなときも阿弥陀さまに抱かれているのです。




【私が忘れても、私を忘れることがない阿弥陀さま】


昔、エカクという立派なお坊さんがおられ、たくさんの方々にお経の言葉やその意味を教えておられました。ところがエカクさんも歳をとってきて、今までスラスラ言えたお経を間違えたり、忘れたりするようになりました。

そんなエカクさんを見て、寂しい思いをされたのが、エカクさんの奥さまです。

「あなた、歳をとって、お経も忘れるようになってきましたね。歳はとりたくないもんですねえ」と奥さまが言うと、エカクさんは、「そうだなあ、歳をとるとお経も、そして阿弥陀さまのことも忘れるようになっていく・・・。でもなあ、阿弥陀さまは私たちが忘れても、、私のことを忘れることがない仏さまなんだよなあ・・・」

と言ってお念仏されたのです。


阿弥陀さまは、私たちを忘れることがないほとけさまです。

それほどに、私たちを大事に思っていてくださる仏さまなのです。



まかせて安心、南無阿弥陀仏。


私を必ず救いたいという願いで仕上がっている仏さまなのです。


だから疑うことはないのです。

いかがでしたか。これはどちらも西本願寺で出されている「こども新聞」です。

子どもにもわかりやすい内容となっていますから、もちろん大人ならばもっと

スッと入ってくるのではないでしょうか。そうでなかったら何か邪魔をしているものがあるんじゃないでしょうかね。


ナンマンダブツ

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